悪い食生活
前項の続きですが、一方で小腸が弱ると、食べたものから栄養分を充分に吸収できない状態、つまり消化力が弱った状態になってしまいます。これでおわかりだと思いますが、小腸活動が低下すると焦げ臭い体臭になってしまうのですが、多くは悪い食生活に問題があるのです。
食べ物を消化する機能を持つのは胃や腸ですが、最も消化しにくい食べ物は肉類です。肉類に含まれている動物性タンパク質は消化に時間がかかるので、体内に残っている時間も長くなるのです。つまり、小腸は休みなくずっと消化活動を行わなければならない事になり、小腸は疲労してしまうのです。日常から肉類を多く摂っている人などは十分注意しなければなりません。
消化がなかなか出来ないでいるとどうして焦げ臭い体臭になるかと言えば、その原因はアンモニアや硫化水素など刺激臭のする有害物質が体内で多く発生するからです。こうした物質は血液中に混ざるので、汗をかいた時に体外へ排出され、特に夏に焦げ臭い体臭が出るのも、そうした理由があるからです。
また、アンモニアなど刺激臭のする有害物質は腸内の悪玉菌が多くなると発生しやすいのです。悪玉菌は腸内の機能が疲労で低下した時に多くなります。小腸の活動が低下している時は危険な時ということです。未消化物がたまっていると便秘やポッコリお腹の原因にもつながります。